- 投稿日時:2024/11/11
1年マネージャーの沼田です。
防衛大戦での敗戦を機に、自分の行動を振り返る時間を得ました。その中で、自分が東工大ラグビー部の一員である意味をずっと考えてきました。このチームで勝つために自分が何をすべきなのか、どのように周りに働きかけるべきなのか、そして自分はどんなマネージャーでありたいのか。時には「マネージャーがいなくても、選手だけで部活を運営できるのではないか」と考え、自分の存在意義を見失いそうになることもありました。実際、怪我人でも回せる業務は多く、マネージャーでなければできない仕事が本当にあるのか、と悩むこともありました。
考え抜いた末に、ひとまず自分なりの結論にたどり着きました。選手とマネージャーの一番の違いは何か。それは「実際にプレーするか否か」という点です。これは当たり前のことですが、この違いこそがマネージャーの役割を考える上で重要なヒントになると感じています。プレーしている選手にしか分からないことが多くある一方で、外から客観的にコートを見ているからこそ気づけることもそれと同じだけあるのではないかと思うようになりました。
現在、私はラグビーの知識がまだ浅く、練習を見ても得られる情報は少ないかもしれません。しかし、春からの成長を振り返ると、確実に選手一人ひとりの特徴や得意分野、精神的な弱さなどを把握できるようになってきたと感じています。今シーズンは残りわずかですが、全力で選手を観察し、オフの期間にはラグビーの知識をどんどん吸収し、それらを合わせて来シーズン選手に還元していきたいと考えています。
試合中、マネージャーは直接的に何もできません。どれだけチームが劣勢であっても。マネージャーの「勝敗」は試合前の準備段階で既に決まっているのかもしれない。その覚悟を胸に、残り数日、全力で取り組みます。