- 投稿日時:2024/11/13
敗北後のチームメイトの悔しそうな表情が頭から離れない。第3節の防衛大戦、そして前節の東農大戦で、自分たちに足りないものを、取り組んできたことの甘さを突きつけられた。
でも、その度に4年生は力強く立ち上がって、この集団が本当の意味でチームになるためには何が必要か、言葉と行動で示してくれた。その背中をみて、一人一人の意識と取り組みが変化した。チーム全員で同じ方向に進めるようになってきている。
もっと早く気づいていればよかった、という思いが頭をよぎる。負けを重ねるごとに、3部全勝優勝も、入替戦出場も叶わぬものとなった。
それでも俺たちは諦めない。東工大の歴史と誇りにかけて、このジャージの最後を勝利で飾らなければならない。
もう東農大戦のような不甲斐ないタックルはしない。どんな状況でも、泥臭く、諦め悪く身体を当てて少しでも前に出る。後輩、同期、院生、そして何より今年のチームを引っ張り続けた4年生のために、この一年間の思いを全てぶつける。
大丈夫。このチームならできる。自分たちを信じて、東工大ラグビー部最後の試合で歴史上最高のゲームをして、最後は笑顔で終わろう。
大柴光樹