- 2023/02/06
運動には無酸素運動と有酸素運動というふうな区分があります。
無酸素運動は100m走、筋トレなど短時間で力を出し切る運動。
一方の有酸素運動は長時間一定の力を維持するものでランニングなどがこれにあたります。
有酸素運動はそのエネルギーを酸素を用いて脂肪やグリコーゲンといったものを分解し水と二酸化炭素に変換することによってエネルギーを作り出しています。
一方の無酸素運動ではそんなに悠長にエネルギーを作っている時間がないので体は手っ取り早くエネルギーを作り出そうとします。
10秒以内の無酸素運動ではクレアチンを分解してエネルギーに変えます。
そしてもう少し長い一分くらいの無酸素運動ではグリコーゲンを分解し乳酸を放出します。
この乳酸が溜まると筋肉は酸性になります。
筋肉は(本当は酵素)どちらかといえばアルカリ性のほうが働くのでこの乳酸を如何に取り除くかということが重要なことになります。
乳酸が溜まると筋肉の硬直化が起こり肉離れやその他の怪我の元になります。
また、乳酸が溜まることによって筋肉に疲労が蓄積されだるく感じることがあります。
走り錬でよくやっているインターバルトレーニングは乳酸への免疫を高める効果があります。
体はだんだん乳酸が溜まっていても大丈夫なように体を変化させていきます。
しかし、乳酸が溜まっている状態には代わりがないので、この乳酸を如何にして取り除くかということが重要になります。
乳酸を取り除くためには、部活の後に10分間ジョギングやウォーキングをすることが効果的です。
この時に、体の何処かに痛い所は無いかという事を確かめながら動きます。
その後にストレッチを行います。
まあ、走り錬の後に10分ジョギングをしろといったところで誰もやらないと思いますので、せめて10分間話しながらでよいので歩いてみてください。
グラセン5分+5分歩くことで、だいぶ違うのではないかと思います。
また、クールダウンにはその名のとおり、体の体温をさげる効果があります。
体温が高いままだと疲労はとれにくくなります。
実際に、ダウンをするしないでは次の日のパフォーマンスに明らかな影響が出るので、クールダウンに対する意識を高めて欲しいと思います。